生き辛いOL
うつ病による休職から復帰して1年がたちました。
👇最近の様子👇
通院は続けていますが、メンタル・体調ともに安定しています。
薬を減らしながら順調に良くなっています。
復職については、今までいくつか記事を書いてきました。
特に復職した人140人アンケートでは、復職してそのまま続けることができている人もいれば、病気が再び悪化して退職せざるおえなかった人も大勢いることがわかります。
それをふまえて、私が復職して1年、会社員を続けることができた理由をまとめてみました。
※注意※
復職を続けることが良い、辞めるのはダメ、という記事ではありません。
「自分に合わない環境ならさっさと辞めた方がいい」という考えがある前提で、それでも続けられた理由を考えてみました。
これを全部しなきゃ続けられない、というものでもありません。
生き辛いOL
・もうした人
・転職先でうまくいくか不安な人
にとって、何か1つでもとりいれてみようと思えるものがあれば幸いです。
※長いので目次から見たいところへ飛んでね👇
目次
いつでも辞めてやるという気持ちでいる
生き辛いOL
という感じですが、この1年間、もっとも大切にしていた考え方です。
うつ病で働けなくなってみて
生き辛いOL
と考えていました。
答えは、「生きるために」とか「好きなことに使えるお金がほしい」とか、ありふれたものです。
ですが、うつ病になったら死にたくなるし、体調が悪くて好きな事なんかできやしない。
ぜんぜん生きるためになってないし、好きな事もできてない。
幸いにも日本人なので、なんなら働かなくても生きていく方法はあるし、好きなこともできます。
病気になってまで働く意味って全くないなと思ったんです。
だから、うつ病が悪化したらすぐに辞める。
これには、今の会社に執着しない=いい意味で力を抜いて仕事ができる、という良い効果もありました。
あと単純に、あんなに辛い思いはもう2度としたくないですしね。
復職5箇条
「病気が悪化したら辞める」にプラスして、復職する時に自分と約束したことがあります。
1.がんばらない
2.はりきらない
3.うかがう機嫌は自分だけ
4.比べるのも自分だけ
5.復職しても辞めていい
という復職5箇条です。
140人アンケートの記事で、復職したけどまた休職・退職することになった人に思い当たる原因を聞いたところ
・休んでいた間を取り戻すようにがんばってしまった
・以前の自分と同じ量の仕事をこなそうとした(それで病気になったのに)
…と、がんばってしまったことで病気を悪化させてしまった人がかなり多くみられました。
親切なフォロワーさんからも「1年は頑張らないことをがんばった方がいい」とアドバイスをもらったんです。
しかし、この時の私は
さすがに長すぎない?生き辛いOL
と思っていました。
わかりますか?
私のこの考え、ちょっとおかしいことに。
うつ病って基本的に長い時間をかけて治療していくものだと思います。
薬も1年や2年は平気で飲み続けますよね。(いきなり断薬できないので)
薬のんでますよね。
まだ病人です。
この時の私は、調子がよくなってきたことで自分が病人であることを忘れて頑張ることを考えていたんです。
風邪をひいたとき、風邪薬を飲みながらがんばるでしょうか?
治療が第一ですよね。
なので、「薬を飲んでいる間は病人だ」ということを頭のすみにおいて、なるべく「頑張らない」を1年続けました。
「頑張らない」と文字だけみれば楽そうですが、実際は、つい休職前と同じペースで仕事しようとする自分をなだめる事の方が難しかったです。
責任感がつよいと、休んでいたぶんを取り戻そうとして頑張ってしまいがちです。
1年間は頑張らないことを頑張る、これは本当に助かったアドバイスです。
リハビリ期間はマジのマジでもぎとろう
長期の休職から復帰する時、会社によっては、しばらく時短勤務(通常よりも勤務時間や日数を減らして働くこと)をゆるしてくれる会社もあります。
生き辛いOL
正直、時短勤務は必須だと思います。
特に長期で休職していた人にとって、いきなりのフルタイムは精神的にも体力的にもかなり厳しいです。
しかし、それを決める会社側の人は、健康な人が圧倒的多数ですよね。
つまり、こちらが復職にあたりどのような困難があるかを伝えなければ、悪気なく「もう大丈夫なんだ」とみなされ、いきなりフルタイム勤務を命じられることもありえるのです。
なので復職条件の交渉は、絶対にしましょう。
復職条件を会社と交渉した時の話は、👇ブログ👇にまとめています。
会社は実験室
復職する時、私は会社に戻る目的を
仕事
から
メンタルケアの実験
(生き辛さの解消)
に優先順位を変えました。
どういうことかというと、会社にメンタルケアの実験をしにいってるんです。
メンタルケア方法を実際につかって、生き辛さが変わっていくのを感じる。
「人にどう思われてるか」心配になった時など、サッといらない紙をとりだして会社でよく認知行動療法をしていました。
そして実際に効果があった方法は、Twitterやブログでシェアする。
そのために会社に行っていました(大真面目)
「会社に何しにいってるんだよ…」
と思われるかもしれません。
ですが、仕事を二の次にしたことで良いこともたくさんありました。
まず、仕事が第一ではないので肩の力をぬいてとりくめる。
そして仕事で失敗してもひきずらない。
仕事が1番だったころは、仕事でなにか失敗するといつまでも落ち込んでいました。
しかし、優先順位をメンタルケア第一にしたので
失敗したショック
よりも
仕事で失敗した時どう考えればいいんだっけ?
と、ショック→メンタルケアに注意がそれるんです。
失敗したことでショックをうけたら👇を実践し
「なんでみんなと同じようにできないんだろう」という気持ちになったら👇を実践する
そんな風に
メンタルケア第一、仕事二の次
にしたことで、いい意味で失敗をひきずらなくなりました。
生き辛いOL
生き辛いOL
『仕事を二の次にしたら決断が早まって逆に仕事が早くなった』
なんて皮肉な効果もありました。。。笑
選択肢をふやす
ここでいう選択肢とは、「考え方」の選択肢です。
メンタルが強いと言われる人たち(偉人や経営者)や、心理学者、カウンセラー…
いろいろな人の本を読んで、考え方のバリエーションを増やしました。
何かショックなことがあった時、「落ち込む」という選択肢しか知らないと落ち込み続けることしかできません。
ですが
生き辛いOL
といったように、落ち込む以外の選択肢を知っていると、それをつかうことができます。
その中でも、私が「効果があったな」と思ったものを紹介しているのがこのブログになります。
なので、毎日を過ごすのに精いっぱいで本を読むよゆうがないという人は、この『生き辛いOL』を見て選択肢を増やしていってもらえると嬉しいな…と思います(宣伝)
生き辛いOL
うつ病を隠さない
私は、会社でうつ病を隠していません。
同じ部署の人にはもちろん、多くの人にうつ病で休職していたことを知られていると思います。
復職した後「あれ?しばらくいなかったよね?」とよく聞かれました。
その時も「あはは、ちょっとメンタルやっちゃって~」と軽く答えていました。
なぜかというと、その方が楽だからです。
復職した後、しばらくは家と会社の往復でいっぱいいっぱいでした。
とても昼休みにランチに行ったり、会社後に飲みに行くような体力はありません。
そもそも飲み会が好きではないので、できれば行きたくない。(正直)
そんな時、うつ病であったことを知ってもらえていると
生き辛いOL
生き辛いOL
等々とても断りやすいです。
むこうも病気だからな、と納得。
うつ病をたてにつかってるんじゃないか?
いいえ、事実を伝えているだけです。
癌になったことがない人が、癌の症状や苦しさがわからないように、
うつ病だって経験がない人にはどんな症状があるかわかりません。
なので「察してもらう」を求めない。
「こんな困ったことがあるから行けないんです」ということをちゃんと伝える。
これで私は無理しなくていいし、相手もなんだかよくわからない理由で毎回ことわられる、ということもなくなります。
注意点として「うつ病だから」が当てつけにならないよう、伝え方には気を付けています。
基本的には、相手から聞かれた時にしか伝えない。
そして、風邪の症状をいうかのようにフラットなノリで伝えています。
毎日自分をほめる口実をさがしていた
休職中、「寝る前に自分を3つ褒める」をしていたおかげで、自分を褒めるクセがつきはじめていました。
それに追加して、寝る前以外でもいつも自分を褒める口実を探していました。
「自分を褒めるぞ!」という目で世界をみると、出てくる出てくる…!!!
私ってこんなにいろいろできてるのか!!とびっくりしたほどです。
例えば、ただ「外に出ること」だってうつ病で寝たきりだった私にとっては当たり前じゃありません。
時間通りにおきた、すごい
身だしなみが整えられる、すごい
ごはんを美味しくたべた、すごい
人に挨拶できた、すごい
電車に乗れる、すごい
コンビニで買い物した。このクレジットカードも自分で契約したから使えるんだよな…すごい
などなど
会社に着く前に、すでにこれだけ自分を褒められることがあふれています。
生き辛いOL
これだけ自分を褒めているので、とても気分がいいです。笑
できてあたりまえはない
自分を褒めるぞ
そういう目で自分の生活を見つめてみる。
とてもオススメです。
自己主張の練習をかかさない
よく
「もっと人に頼ろう」
「たすけてって言おう」
「人に上手に頼れる人はメンタル病みにくい」
なんて聞きますが、今までなんでも1人でやろうとしてきた人にとって、かなりハードル高くないですか…;;?
生き辛いOL
生き辛いOL
そう、『いきなり頼るのは』勇気がいる。
だから、普段ちいさなことから人に「○○してほしい」と言う自己主張の練習をしていました。
例えば
カフェでドリンクを頼んだ時
「氷抜きにしてくれませんか?」
「甘さ控えめにしてくれませんか?」
と言ってみる。
レストランで冷房がキツイ席に通された時
「寒いので、他の席にうつってもいいですか?」
と聞いてみる。
美容室で「かゆいところありませんか?」と聞かれたらお願いしてみる。とか。
そういう自己主張できるチャンスがあったらすすんでお願いしてみる。
そうすると、他人に何かお願いするハードルがだんだんと下がっていき、仕事でも
「これをお願いしたい」
「あなたの知恵をかしてほしい」
「今は手が空かないから他の人に頼んでほしい」
こういうことが、少しずつ言えるようになってきました。
【重要】戻るに値する会社だった
ここまでいろいろと書いてきましたが、復職できた理由でもあり、1年続けてこれた1番の要因は
戻りたいと思える会社だった
ということです。
リハビリ勤務をもぎとれ!と書きましたが、それを許してくれない会社だったら辞めていたと思います。
仮に休職の理由がパワハラやセクハラだったとして、なんの改善もないまま、また同じ環境に戻るとなったら、やっぱり辞めているでしょう。
『結局、会社しだいなの?』と思うかもしれませんが、なにも自分が辛くなる環境に戻る必要はありません。
休職中に辞めてしまってもいいんです。
復職してからだって、やっぱり合わないと思ったら辞めていいんです。
休職させてもらったし辞め辛い、なんて思わずに辞めていいんです。
「いつでも辞めてやるという気持ちでいる」と1番最初に書きましたが、
1つの会社に固執せず、自分に合った環境に身を置く
これが本当に大切だと思います。
最後に
な、ながい…!!!
過去最高に長いブログになってしまった気がします(しかも文章オンリー)/(;^o^;)\
それだけ、うつ病で寝たきりになってしまった私にとって、復職とは一大プロジェクトでした。
そんな一大プロジェクトをこれからやろうとしてる人、もうした全ての人に
定期的に復職(転職)記念を祝う
をオススメします。
生き辛いOL
1つでも参考になる1文があれば幸いですm(__)m
[…] […]