生き辛いOL
先日、うつ病で休職→復職した人を対象にアンケートをとってみました。
題して
【復職した後、会社生活続けられていますか?】
アンケートは140人以上に回答してもらうことができました。
生き辛いOL
また、復職したものの再び休職・退職をした人には、そうなった原因を答えてもらいました。
その原因を見てみると、
復職によってうつ病を悪化させないためにはどうすればいいか?わかってきたので紹介します。
1)復職後、その会社に勤め続けている人ってどれくらい?
生き辛いOL
①②続けられている:44%
③再び休職、または退職した:56%
ほぼ半々の結果となりました。
うつ病になると「もう会社員は無理かも…」と誰もが1度は考えると思うので、予想よりも多くの人が続けられているという印象です。
また、③退職はしたけど転職して会社員やってます、という人もいて
復職した人の半分以上は会社生活を続けられている
ということがわかりました。
2)復職したけど再び休職・退職した原因
元の会社に戻ったものの、③再び休職・退職した人は何が原因だったのでしょう?
【再び休職した】
職場は勤務時間・量ともに配慮してくれていたが、仕事に入り込みすぎて再休職になった。
復職2ヶ月で業務量が大幅に増えたため。
業務を断らずに自分で背追い込む傾向があり、自責や「べき」思考が強いのも原因だと思う。
人間関係が原因でうつ病になったが、復職しても環境が変わらず症状が悪化したから。
【退職した】
休職中に後輩が上司になるなど、居づらくなった。
時短勤務などの待遇もしてもらえず、退職した。
今は障害者雇用で再就職している。
復職したが、仕事量を配慮してもらえず、体調を崩す前に辞めた。
リハビリ勤務期間がなかったので退職した。
異動の希望を受け容れてもらえなかったから。
※リプ、DMに寄せられたコメントを一部抜粋
会社生活を続けるためには
・仕事への姿勢
・リハビリ期間
・環境
が重要になりそうだね。
アルパカ部長
3)再びうつ病を悪化させない復職の仕方
アンケートに寄せられた回答を見てみると、休職・退職それぞれに共通点がありました。
1、再び休職した人は、周囲の配慮があっても自分から無理をしてしまい体調を崩している
2、退職した人は、時短勤務やリハビリ期間など会社からの配慮がなく退職している
3、人間関係や仕事、何かしらの環境が変わらないと再び休職・退職している人が多かった
つまり、逆に言えば
1、仕事を常にセーブする意識を持つ
2、復職の条件として時短勤務やリハビリ期間をもらう
3、環境を変えてもらう
これが出来れば、うつ病を悪化させずに復職できる可能性が高まるということです。
生き辛いOL
4)最後に
復職して1年以上働き続けている人からのコメント
復職して変えたことは、飲み会に無理にいかない。
休職する前の自分と同じ働き方をしようとしない。
部署を移動してもらったら、すごく働きやすくなった。
上司が変わるだけでこんなに違うのかとびっくりした。
自分の意識を変える 会社からの配慮 このどちらも必要なんだね。生き辛いOL
復職はゴールじゃなくてスタート。
病気と付き合いながら無理せず働き続けられるように、会社や自分とよく話し合ってみてね。
アルパカ部長